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【 往復書簡 事始め 】


往復書簡「伏流水」は、「ヒロシマ往復書簡」を読み進めながら、あなたとだれかが往復書簡を交わす企画です。

往復書簡(メールや手紙で文通すること)でどんなことを書けばいいの?なんだか難しそうと思う方はまずはおふたりの文章を参考にしてください。

「ヒロシマ往復書簡」には出来事に対して、思い出したこと、湧いてきた思いなどを書いています。

目次を見たらお分かりのように、様々な分野の話が展開されています。行動する関さんの行き先での出来事や出会った人、情勢、政治、文芸、文学、講演会などの話を受け、思索する中山さんが思い起こされたこと、知人のこと、著書のことなどを書いています。おふたりは書く玄人。読みやすく文体も整っています。こんな風に書けないと尻込みせず、素直に思ったことを書いてください。

書くことは自分の考えをまとめるだけではありません。書いた文章を見ることで自分の考えや思いを客観視することができます。その上、往復書簡はあなたの考えや思いが相手に伝わり、その言葉を受けて、相手も考え思い、お返事を書くのです。お互いの表面的な言葉の受け応えではなく共感と相違に気づくことでしょう。

尚且つ、ふたりの書簡を公開するならば「ヒロシマ往復書簡」で交わされた関千枝子と中山士朗の思いを繋ぐ「伏流水」となり、あなたと相手を含む4人の自分史が書き残されることにもなります。更にあなたと相手の往復書簡を読み、往復書簡を交わす2人が現れたら、6人の自分史を書き連ねることにもなります。これはこの企画を立ち上げた私の願いでもあります。

本なんて今は読まないでしょう。本を読み考え書く、そんな時間などないという声が聞こえてきそうですが、「ヒロシマ往復書簡」の1節は5〜6頁程で月1回の往復書簡です。

あなたの体験を書き残すことは、次世代に伝えることになります。大したことない人生だと思う人もいるでしょうが人生は十人十色。いろんな思想に触れることは違いを知ることであり、自分の価値観を再認識する一つの方法でもあります。

​ひとりでは自分を知ることはできず、相対する人や考えを知らなければ、自分の普通・当たり前で言動をすることになります。自分の当たり前が正しいと思う人は相手の価値観や思想の違いは間違えとみなすこととなります。それが差別・分断・口論、戦争へとつながる心の有り様だと思うのです。

口は突発的に暴言を吐くこともあります。文章を書くには考え読み直すことが必要になります。「ヒロシマ往復書簡」を介して、関さんと中山さんの思いを知るのは勿論のこと。日々平和に生きる為に、知る・考える・歴史を振り返る・思いを伝える・書き残す。往復書簡「伏流水」はこんな企画です。​

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